海辺のカフカ

こんちは。ほんかすです。またまた本を読んだので感想でも書こうかなと。

今回読んだのはこちらっ!村上春樹の『海辺のカフカ』です。画像はだるいんでなしです。

 

実は、村上春樹の作品を読むのは初めてで今回ついに僕もハルキストへの一歩を踏み出すのか…!!なんて考えながら読み始めたわけですがそんな甘い考えをしていた5日前の自分をぶんなぐってやりたいですね。

 

海辺のカフカ』、ここがクソ!すごい!

1、謎を放置したまま終わる

もともと僕は推理小説が好きでよく読んでいたので謎は解かれて当たり前だと思っていたんです。だって、犯人が分からないまま終わるとか殺人のトリックや動機が明かされないまま終わるとかそんな推理小説見たことないでしょ??この本は大体の謎が投げっぱなしになって終わります。まあ、もちろんこの『海辺のカフカ』は推理小説ではないのでジャンルが違うからそういうこともあるだろうと言われたらまあ、そうかもしれないです…としか返せないのですが。とにかく、作者が投げかけてきた謎なんだから作中でちゃんと解明してくれないと気が済まないんだ!!という僕みたいなわがままさんには少し不親切でした。

 

2、文章が難しい、カタカナ語の多用

このことに関しては完全に僕の実力不足、語彙力不足を棚に上げてるだけなのですが…

出てくる登場人物が軒並み頭の良い会話しかしません。もちろん設定から頭の良くない人を除く、ですが。アイロニーやらメタファーやらオブセッションやらどこかで聞いたことのあるけど意味あんまり思い出せないし第一そんな言葉会話で使う奴いねえよみたいな単語がポンポン出てきてそれを当然のように意味を理解して話を進めていく登場人物たちに僕はお手上げ。何とか単語の意味を調べて臨んでも単純に会話の意味が分からなく、お手上げ。皆さんも受験期国語の評論を読んでいてな~にいってんだおめえはってことありませんでしたか?そんな感じです。

 

3、何気ない会話が続いてるなぁと思った次のページでいきなり主人公がセックスしてて反応に困る

まさに通り魔みたいなもんですよ。だーれも予想できない。まあ、別に営みを書くのを否定するわけではないんですが何が一番困るって僕は電車でも本を読むわけですよ。そういうシーンに入ってしまったとき、もう周りの目が気になってしまうわけですね。おい、あいつ官能小説読んどるやんけ!って思われちゃうと思っちゃうんですね。人の目を気にするのはいい癖でもあり、時には悪い癖でもありますが、今回は後者ですね。

まあ、電車内で読むときには常に少し緊張してましたね。

 

ということで散々不満というか文句というか、を並べたてましたが最終的にネットで見つけた読者の方の書評を見てからは満足できたかなといえます。僕も彼もおんなじ文章を読んでいるはずなのにそこから得ているものは全然違うんだなと思いまさに目から鱗でした。とりあえず、当面の目標としては奴(村上春樹)の小説の謎を自力で解き明かしてみせるということになりました。

 

今回はこの辺で。おやすみなさい